「わかるからわかりあうへ」
日時・場所
日時 | : | 平成20年7月5日(土) 午後2時〜午後5時 (受付1時30分〜) |
---|---|---|
会場 | : | 花びしホテル 函館市湯川町1-16-18 TEL:0138-57-0131 |
講演者 | : | 野田 俊作 氏 (アドラー心理学会認定指導者) |
受講料 | : | 4,000円 |
主催 | : | 函館エンカレッジの会 |
後援 | : | 函館市、函館市教育委員会、北海道教育庁渡島教育局 日本アドラー心理学会 |
アドラー心理学講演会
「相手の話を聴く」ということが、長い間、臨床心理学の関心事でした。話を聴いてどうなるのでしょうか。話し手の「心がわかる」のでしょうか。でも、いくら話を聴いても、見えない頭の中は見えません。「話を介して心が伝わる」というのは迷信です。
話を聴いて、聴き手は話し手に、なにかを問いかけてみたり、あるいは自分の考えを伝えてみたりします。それによって話し手は、いっそう話すようになったり、あるいは話さなくなったりします。聴き手が、ほんとうに相手の話によりそって聴き入り、よりそって問いかけるとき、話し手は、ただよく話すようになるだけではなく、自分が話している内容に聴き入るようになります。そうして、話し手の話は、語り手と聴き手が共有する「語り」に変ります。話し手が語り聴き手が聴くのではなくて、二人がひとつの物語の聴衆になります。
いまや話し手が語っている物語は、その人が今まで語ったことのないことであり、考えたことさえないことであるかもしれません。こうして「語り直し」がおこります。語り直しは、心そのもの、人格そのものが、新しい物語の登場人物となることで変容することを意味します。
いま私は、そのような「語り直し」が起こるプロセスとして、心理治療を考えています。そのための具体的な方法もわかってきました。実例をあげながら、これまでになかった新しいタイプの心理治療についてお話ししたいと思います。
野田俊作氏プロフィール
昭和23年、大阪生まれ。大阪大学医学部卒、精神科医、シカゴ・アルフレッドアドラー研究所にてアドラー心理学を学ぶ。日本アドラー心理学会創始者・初代会長、現事務局長、国際アドラー心理学会理事、公開カウンセリング、心理劇など、多彩な技術を駆使する実践的治療者。著書:『アドラー心理学トーキングセミナー』『続アドラー心理学トーキングセミナー』(星雲社)『クラスはよみがえる』(創元社)『新しい社会と子育て』(あうん堂本舗)他著書、論文多数
お問い合わせ
電話:090-5951-8585(渋川)
ファックス:0138-55-5489(渋川)
メール:wakariau0705@yahoo.co.jp(横山)
お申し込み
ファックス:0138-55-5489(渋川)
メール:wakariau0705@yahoo.co.jp(横山)
受講料
ファックスもしくはメールでお申し込み後、
郵便振替 02780-3-64685 「函館エンカレッジの会」 に、6月20日までに払い込みいただくか、当日現金でお支払いください。