
● 本研究は、水産系副次産物の一つであるホタテ貝殻を有効利用して付加価値の高い機能性材料を開発しようとするもので、“ホタテ貝殻”から“蛍光体”を作り出すという、夢のような(???)研究テーマにチャレンジしています。
● 私たちの研究グループは、貝殻の成分や結晶構造が蛍光鉱物の一種である方解石とほぼ同じことに注目し、熱処理した貝殻に紫外線を照射すると蛍光を放つことを発見しました。この機能を活かすことで、貝殻と同じ炭酸カルシウムを主成分とし、我が国において豊富に採掘される石灰石との差別化を図ることができると考えています。
● 以下に示す上段の写真は、方解石、熱処理したホタテ貝殻、同じく熱処理した石灰石を可視光照明の下で撮影したもので、下段の写真は、暗室にて紫外線を照射し撮影したものです。これより、ホタテ貝殻に紫外線を照射すると、青色と橙色の鮮やかな蛍光を放つことがわかります。

更新日:2009/04/28